アルコール依存症克服ガイド

他人事ではない!薬物依存

覚せい剤に代表される、「薬物依存症」
ともすれば、
「自分には一生関係のない病気だ」
「薬物にハマるような奴は、弱い人間だ」
…と思われがちですが、薬物依存症は決して他人事ではないのです。

 

実は近年、一般の若年層にも薬物使用が広がっているのだとか…。
「第三次覚せい剤乱用期」と呼ばれるほどの勢いなのだといいます。
数年前、某元アイドルが覚せい剤使用の容疑で逮捕されたことは
記憶に新しいですよね。
彼女のように、身近な人に勧められたことをきっかけに
薬物にのめり込んでいく人も多いよう。

 

その他、好奇心やストレス発散、
中にはファッション感覚で気軽に手を出してしまったという若者も…。

 

覚せい剤は、一度使い始めるとそう簡単には止められません。
「1回だけ」のつもりが、2回になり、3回になり…
気付けば、薬を買うために借金や嘘を重ねるようになっていきます。
結果として多額の借金を抱え、社会的な信用を失い、
揚句の果てには身も心も破たんするという…。

 

薬物依存症は、自分のみならず
大切な家族までも不幸に陥れる恐ろしい病気なのです。

 

※薬物依存症を引き起こす薬とは?
(例)覚せい剤、ヘロイン、大麻、コカイン、有機溶剤

薬物依存のプロセス

一度ハマり込むとなかなか抜けられない、薬物依存の泥沼。
でも、一体、なぜ抜けられなくなってしまうのでしょうか?

 

それは、脳の働きと密接な関係があります。
例えば覚せい剤は、脳に作用して
ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を大量に放出させます。

 

ドーパミンは、快感や陶酔感などを与え、
人を前向きな姿勢に導く物質です。
ですから、覚せい剤を使用すると一時的に
「なんか俺、調子良い!」と錯覚してしまうんですね。

 

しかし、この快感はいつまでも続くものではありません。
薬が切れれば、今度はひどい虚脱感や倦怠感、鬱気分、
不安感に襲われることになります。
この状態に耐えられず、また薬を使用する…。

 

これを繰り返しているうちに徐々に耐性ができ、
少量の薬では満足な効果が得られなくなってきます。
(アルコール依存症と同じ現象ですね)
こうなると、今度は、体の震えや発汗、幻覚、幻聴といった
「離脱症状」が表れます。

 

この離脱症状から逃れるために、また薬を求める…。

 

結果的には、本人の意思だけでは止められない状態になってしまいます。

 

薬物依存症の場合、一度薬物を断っても、
別の薬やアルコールに手を出して再び症状が表れることが多いため、
治療には専門医の指導が不可欠です。

どんな症状が表れる?

「薬物依存症」というと、むやみやたらにハイになって騒ぎまくったり、
ラリっておかしな言動を繰り返したり…というイメージがあります。

 

「なんだかちょっと楽しそうだよね」と、興味本位で手を出したが最後。
薬物依存症は確実にあなたの人生を破壊します。

 

末期になると、「死ね」という幻聴に苦しめられたり、
「暴力団に追われている」という妄想におののいたり…。
「宇宙人によって体に機械を埋め込まれた」
という体感幻覚に悩まされる人もいるようです。

 

とにかく精神的に穏やかではいられない状態になりますので、
興奮して物を壊したり、
人に暴力を振るったりして警察沙汰になることもしばしば。
とにかく“まともな状態”ではありませんので、
周りが何を言っても本人には聞こえないのです。

 

近くで様子を見ている人が恐怖を感じるくらい、
常軌を逸した行動に出ることも珍しくありません。
薬物を使用すること自体が犯罪ですが、
それに加えて他人様に迷惑をかけるようなことになれば、
社会的な信用は失墜しますよね。

 

今の生活や大切な人たちを守りたいと思うのならば、
安易な気持ちで薬物に手を出さないことです。

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