アルコール依存症克服ガイド

大量に食べて→吐くを繰り返す

ご飯やお菓子を食べてお腹いっぱいになった時って、
「あ〜幸せ〜」と満たされた気持ちになりますよね。
ちょっと、うとうとしてしまったりして…。

 

その“食べ物に満たされた気持ち”に依存しているのが「むちゃ食い依存」
食べ物を大量に食べ、
その後で吐くことを繰り返す…という症状が特徴で、
このような食行動が週に2回以上、3カ月以上続いた場合は
「むちゃ食い依存」と診断されます。

 

気になるのは、「なぜ吐いてしまうのか?」というところですよね。
せっかく満たされた気分になったのに、
わざわざそれを吐きだすことにどのような意味があるのでしょうか。

 

そこには、「太りたくない」という心理があります。
食べたいし、満たされた気持ちにはなりたい。
でも、太りたくはないのです。

 

多くの場合、むちゃ食い依存はダイエットがきっかけとなっており、
食欲を我慢した反動で
大量の食べ物を求めるようになってしまうのだと言われています。

 

“吐く”ことがのどを傷つけてしまったり、
胃酸で歯をボロボロにしてしまったりする人も多いのだとか…。
中には、下剤や利尿剤を使って
食べた物を無理に体外へ排出しようとする人もおり、
電解質バランスを崩してしまったり、カリウム欠乏になってしまったり…
と結果的に体を壊してしまうケースも多いようです。

なぜむちゃ食いをしてしまうのか

なぜむちゃ食いに依存してしまうのでしょうか?
そこには、単に「お腹が空いて食欲を抑えられない」
という理由だけではなく、もっと複雑な心理が隠されています。

 

そもそも、なぜ、人は過激なダイエットに走ってしまうのでしょう。
傍から見ると「全然太っていないのに…」と思える華奢な女性が
異常なまでのダイエットを決行している姿は、
他人の目には少々奇異にさえ映ってしまいます。

 

実はそこには、
「痩せることで自分をほめてもらいたい」
「自分に注目してもらいたい」
「完璧な自分になりたい」
「痩せなければ愛してもらえない。完璧でなければ愛してもらえない」
という心の悩みがある場合が多いのです。
人からの評価や、“愛されること”を求めて、ダイエットに走るのです。

 

しかし、人間だって動物です。
食べなければ生きていけませんよね。
体は、心には反して食べ物を渇望するわけです。

 

体の欲求が心で抑えられないレベルに達すると、
手当たり次第に大量に食べてしまう。
そして、次に襲ってくるのは、
「食べてしまった」という後悔と自己嫌悪。

 

なんとかして「食べなかったことにしよう」とするために、
食べた物を必死に体外に排出しようとするわけです。

 

その時は、
「もう二度と食べ過ぎるものか」
「もうこんなことは止めよう」と決心するも、
その緊張感がプレッシャーとなって、またむちゃ食いをしてしまう。

 

…この繰り返しが、むちゃ食い依存のプロセスなのです。
mucha

 

「食べてはいけない」の罠

ところで、ダイエット中の人が、
時々どうしてもコントロールできないほどの食欲に襲われるのは
一体なぜなのでしょう?

 

それは、脳の働きと密接な関係があります。
食欲は、脳内視床下部の「摂食中枢」と
「満腹中枢」によってコントロールされていますが、
飢餓状態(つまり食事を制限した状態)に置かれると
これらの中枢が正常に働かなくなってしまうからなのです。

 

飢餓状態に置かれた脳は
「このままでは死んでしまう!」と危機感を感じます。
そのため、食べられる機会がやってくると、
「次の飢餓に備えて、今食べておかなければ!!」と、
摂食中枢を過度に刺激するようになるのです。

 

そのため、いくら食べても満腹感を感じない状態に…。

 

つまり、食事を制限すればするほど脳が飢えた状態になり、
大量の食べ物を欲するようになってしまうというわけ。
(これは、アメリカ ミネソタ大学が行った実験でも明らかにされています)

 

満腹感って、“胃”ではなく
“脳”で感じるものなんだということがよくわかる現象ですよね。

 

むちゃ食い依存の泥沼から脱するためには、まず、
「食べてはいけない」という制限を外し、
自分自身をがんじがらめにしている鎖を外すことから
始める必要があると言えるでしょう。

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