アルコール依存症克服ガイド

母親とのふれあいが原点

依存には、他人を尊重しつつ
“与え・与えられる”関係を築くことができる「良い依存」と、
相手の人間性を全く無視した一方的な関係しか築くことのできない
「悪い依存」があります。

 

人によっては、なかなか良好な人間関係を作ることができずに、
いつも悪い依存に陥りがちなタイプも…。
それは一体、なぜなのでしょう?

 

大きな原因としては、成長の過程で本当の意味での
「安心感」を感じることができずに大人になったことが考えられます。
人間関係の原点は、実は母親とのふれあい。
赤ちゃんは、お母さんとの関係性の中で
「自分が守られている」「相手に受け入れられている」
という安心感を学ぶのです。

 

残念ながらこのような“母親との一体感”を感じられなかった場合は、
成長してからも対人関係の中で不安や不満を感じやすいのです。

 

繰り返しますが、友達との関係にしても、恋人との関係にしても、
上司との関係にしても、その原点は
「母親との関係」にあると言っても過言ではないのです。

成長の過程で学ぶこと

母親との関係の中で安心感を得ることができた子供は、
少々の不安感があったとしても
「自分を見ていてくれる人がいる」という自信を持つことができます。
その自信があれば、一人で外に遊びに行くという冒険もできますし、
両親以外の人と接点を持つこともできるでしょう。
すぐ近くに母親がいない状態でも、心の中に
母親のイメージを感じることで安心感を得られるようになるのです。
これは、母親に対する依存が良い方向に働いていることを意味しています。

 

そしてさらに成長すると、人間関係は徐々に広がっていきます。
近所の幼馴染、同じクラスの友達、学年が1つ上の先輩、学校の先生…。
時には人と意見が対立する場面もあるかもしれませんが、
母親との関係で人に対する信頼感を得ることに成功している人は、
常に他人とも対立な立場で接することができます。

 

たとえぶつかり合ったとしても、折り合い点を見つけ出し
仲直りをする術を身につけることができるのです。

 

それは、言い換えれば、
自分自身と同じように相手のことも大切にできるということ。
成長の過程で徐々に身についているその感覚は、
やがて「愛情」へとつながっていきます。

「良い依存」の形成

良い依存の根本にあるのは、「愛情」ではないかと筆者は思います。
相手に対する愛がなければ、
GIVE AND TAKEの関係は築けないのではないでしょうか?
自分と同じように相手にも意思がある。
だからこそ、自分と同じように相手のことも尊重しなければならないんだ…。

 

そのことに気付いた時、人は大きく成長します。
母親との関係の中で生まれた「依存」が
やがて「良い依存」に成長していくためには、
“自分らしさ”を確立することに加えて、
相手を尊重することの大切さを心で感じなければなりません。

 

そしてその「良い依存」が成長すると、
人と適度な距離感を保ちながらお互いに理解し合い、
助け合って生きていくことができるようになるでしょう。

 

つまり、「依存」の形は私たちが生きていく過程で
徐々に成長していくもの。
どんな人と・どんな関係を築いているのか?ということは、
私たちの心の成長そのものを如実に表している
と言っても過言ではありません。

 

だからこそ、逆に言えば
私たちが成長するためには「人との出会い」が欠かせないのです。

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