アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症の定義を再確認しよう

突然ですが、筆者はお酒が好きです(笑)。
そして、自他共に認める、いわゆる“お酒が強い人”です。
家族からも同僚からも友人からも「飲兵衛」のレッテルを貼られていますが…。

 

少なくとも自分では、飲兵衛ではあってもアルコール依存症ではないと思っています。
しかし、アルコール依存症も飲兵衛も、大量のお酒を飲む人には違いありません。
一体、どのように区別すれば良いのでしょうか。

 

ここで、基本に立ち返って、アルコール依存症の定義を再確認してみましょう。
アルコール依存症とは、次のような精神疾患のことです。

 

 

不安や寂しさを紛らわすために飲酒を続け、その結果、
酒が止められなくなる病気。
薬物依存症の一種で、
アルコール(特にエチルアルコール)の摂取によって得られる
精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、
自らの意思で飲酒行動を制御できなくなり、強迫的に飲酒行為を繰り返す。

 

アルコール依存症は、自分の意思では酒を減らしたり止めたりすることができません。
というのも、酒を止めると手や身体が震えて
不安で居ても立ってもいられなくなってしまうのです。
また、仕事や家庭、社会での責任を犠牲にしてまでも酒を飲むことを優先します。

 

…このような症状と自分を照らし合わせると、
やはり筆者は間違いなくアルコール依存症ではありません!
「今日は飲まないぞ」と決めれば飲まずに居ても平気ですし、
酒を断ったからといって手が震えることもない。
飲まないと不安でたまらないということもありません。

“飲兵衛”ってどんな人のこと?

アルコール依存症の定義を再確認したところで…
今度は、「飲兵衛」という言葉について考えてみましょう。

 

みなさんの中にも、「飲兵衛」呼ばわりされている方が
結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
一体、飲兵衛って誰のことなんでしょうね?

 

飲兵衛とは、デジタル大辞泉で調べたところ、
「酒が好きでよく飲む人を人名のようにいった語。
飲み助」と記載されていました。

 

また、「日本語俗語辞書」によれば、
「基本的には酒好きな人を指して使うが、それに準じ、
大酒飲みや酒によってだらしなくなっている人、
酒ばかり飲んで暮らしぶりが乱れている人をあざ笑う言葉として使われる」
…ということでした。

 

…そうか、私は人から「だらしない」と思われているのか…。
あざ笑われているのか…と、正直、ちょっとショックでしたが(苦笑)。
酒をよく飲む人、という意味では自分に当てはまっているように思いますが、
「酒ばかり飲んで暮らしぶりが乱れている」というニュアンスだと
アルコール依存症に近いような気もしますよね。

 

おそらく、一般的に「飲兵衛」という言葉は、
相手に対する親しみを込めて使われるのではないかと思われます。
「しょうがない人だな〜」、でも「酔っぱらっていても、なんか憎めないんだよね」
というニュアンスでしょうか。
本当にアルコール依存症になっていてヤバイ状態の人には、
そんな軽口は叩けないでしょう。

 

「飲兵衛」とからかわれることが多い方は、
それは周囲の愛情表現だと思って笑って受け入れると良いと思います。

知っておきたい法律

酔っぱらっても、なんだか憎めない。
そんな愛嬌のある飲兵衛であれば問題はないのでしょうが、
中には迷惑な酔っ払いもいますよね。

 

アルコール依存症というレベルではないものの、酔うと愚痴っぽくなったり、
人に不快な思いをさせるような暴言を吐いたり、
人に執拗に絡んできたり、ところ構わずゲロを吐いたり。

 

中にはセクハラ行為を働く輩もいるでしょう。

 

「酒の席のことだから」と水に流してもらえると思ったら大間違い!
「酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」
という法律があるのですよ。
(昭和36年6月1日法律第103号)

 

第4条では
「酩酊者が、公共の場所または乗り物において、
公衆に迷惑をかけるような著しく粗野または乱暴な暴言をしたときは、
拘留または科料の処する」
…という罰則の規定もありますので、
笑いごとではすみません。
(数年前に、某大物アイドルグループのメンバーが
酒に酔って警察に捕まった事件は記憶に新しいと思います)

 

日頃から酒を飲んで人に迷惑をかけてしまうことが多いという方はご注意を…。

 

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