アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症についての疑問あれこれ

アルコール依存症という病名は知っていても、
具体的にはどのような病気なのか知らない方がほとんどでしょう。

 

「どのくらいお酒を飲むとアルコール依存症になるの?」
「どんな症状が出るの?」
「アルコール依存症の患者数ってどのくらいなの?」
「患者数は減ってるの?増えているの?」
「男と女では、どっちが患者数が多いの?」
「アルコール依存症は完治するの?」

 

疑問は色々あると思いますが、特に重要なポイントは
「飲酒行動をコントロールできなくなる病気である」ということです。
中には、アルコールを飲んで暴力を振るったり、
仕事を失いまともな社会生活すら営めなくなってしまう方もいますが、
それは本人の意思でそのような状態になっているわけではないのです。
このようなコントロールできない状態を指して「依存」と呼ぶわけですが、
アルコール依存症の患者さんの中には、
世間から偏見や好奇の目で見られることが原因で
社会復帰できずにいる方もたくさんいるのです。

アルコール依存症の患者数は??

働きに出ている人もそうでない人も、
成人であれば年に何度かお酒を飲む機会は出てくるものです。
つまり、一歩間違えば誰にでもお酒におぼれる危険性はあるということ。

 

…にも関わらず、アルコール依存症になる人もいればならない人もいます。

 

そもそも、アルコール依存症の患者数ってどのくらいなのでしょうか?
2004年の厚生労働省の調査によれば、日本では、
アルコール依存症者は80万人いると推定されています。
このうち、実際にアルコール依存症として
入院・通院している患者数は2万人程度ということですから、
ほとんどのアルコール依存症者は
治療を受けずに過ごしているという現状が伺えます。

 

また、1997〜2007年までの10年間に
全国11の専門治療病院で行った調査によれば、
アルコール依存症の患者数は全体で2119人⇒2614人と約23%増えたのだとか!
特に女性の患者数の増加が顕著で、
318人⇒486人と約53%も増加したのだそうです。

 

20〜24歳の年代では、男性よりも女性の飲酒者の割合が顕著に多く、
女性の社会進出の増加や晩婚化の影響が強く現れた結果と言えそうです。

アルコール依存症患者数の増加と社会問題

アルコール依存症の患者数が増えるということは、それだけ、
家庭崩壊の危機に瀕する家庭も増える可能性があると言っても
過言ではありません。

 

なぜなら、アルコール依存症は、1人の人間の生活パターン、人間関係、
性格までも変えてしまう危険性を秘めた病気だからです。

 

アルコール依存症の親を持つ子供の心には、
大人になっても消えることのない深い心の傷が残ることが解明されつつあり、
「アダルトチルドレン」という言葉もあちらこちらで聞かれるようになりました。

 

また、アルコール依存症は、家族を巻き込むだけでなく
社会的にも様々な問題をひき起こす可能性があります。
飲酒運転、転落事故、暴力、虐待、セクハラ…等々。
アルコール依存症による経済的損失を試算した研究などもあり、
その損失は酒税収入を上回るという結果が示唆されているようです。

 

アルコール依存症の患者数を増やさないためにも、私たち1人1人が、
身近な人の変化を敏感に感じ取ることが大切なのかもしれませんね。

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