アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症になる確率ってどのくらい?

お酒を飲むと周りに迷惑をかけてしまう自分を自覚していながらも、
大量にお酒を飲んでしまう。
やめようと思っても、どうしてもやめられない…。

 

アルコール依存症は、自分の力では
飲酒行動をコントロールできなくなってしまう病気です。
おそらく、多くの方が、「自分は大丈夫だろう」
「いくらなんでもそこまで酒に溺れることはないだろう」
と他人事のように思っていることでしょう。

 

しかし、ほぼ全ての病気がそうであるように、
自分でなろうと思ってアルコール依存症になる人なんていません。
そこには、本人を取り巻く環境や
遺伝的な要素が深く関与しているのです。

 

そもそも、アルコール依存症は
どの程度の確率で発症してしまう病気なのでしょうか?

 

一般的に、飲酒をする人のうち、
約10%がアルコール依存症になると言われています。
1日平均どの程度の摂取量でアルコール依存症になるかは個人差がありますが、
1日2杯程度の少ない飲酒量でもアルコール依存症になってしまう人もいます。

遺伝と家族の問題

アルコール依存症の原因は人それぞれで、一つに特定することはできません。
その人が育ってきた環境や今現在置かれている状況によって
様々な原因が考えられますので、
あらゆる年齢層の人に生じる可能性があるのです。

 

そこで気になるのが、
「アルコール依存症は遺伝するんだろうか?」という点です。
体質的な要因でアルコール依存症になることがあるのだとすれば、
遺伝による影響もあるのだと考えるのが普通でしょう。

 

実際、アルコール依存症と遺伝の間には
密接な関係があるとする研究結果も報告されているのだとか。
血縁者にアルコール依存症の人がいる人は、一般の平均に比べて
アルコール依存症になる確率が高いと言われています。

 

特に親がアルコール依存症の場合、その実子は養子の場合より
高い確率でアルコール障害を発症するというデータもあるのだとか!

 

もっとも、アルコール依存症者が家族に及ぼす影響については
かねてから報告されており、
アルコール依存症者がいる環境で育った子供は
幼くして心に深い闇を宿すことが指摘されています。

 

遺伝という“血”の連鎖でアルコール依存症になりやすい人もいれば、
幼くして背負わされた心の傷が原因で、
成人後に自分自身もアルコールに溺れてしまう人もいるのです。

アルコール依存症は遺伝する

どんな病気でも、「それって遺伝するの!?」って気になりませんか?
アルコール依存症に関して言えば、
遺伝がある程度関係していることが分かっています。

 

例えば、「お酒が強い人」と「弱くて飲めない人」がいますよね。
全員が全員そうではないにしろ、
東北や九州の人はお酒が強いことで知られています。
これも、アルコールと遺伝の関係を示唆する一例。

 

また、ある研究結果によれば、
アルコールに強くなかなか酔わない人は、
アルコール依存症になるリスクが高いのだといいます。
なかなか酔えない人は、
それだけ脳がアルコールの作用に鈍感であることを意味していますよね。

 

…このように、アルコール依存症は
遺伝的リスクも無視できない病気なのです。

 

ただし、遺伝的なもの以上に、成育歴や生活環境、
人格特性がアルコール依存症の要因になることも多いよう。
育った家庭や親との関係に問題があったり(虐待など)、
いじめに遭った経験があったり、大切な人を失った経験があったり…。
そういった体験の中で味わった孤立感や孤独感、
抑うつ、周囲に対する敵意などが、
アルコール依存症という症状になって表面化していることも少なくないのです。

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