アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症を治すただ一つの治療法

「百薬の長」という言葉があるように、
お酒は健康増進効果のあるものですし、
人間関係をスムーズにする効果があります。

 

しかし、度を越した飲酒は人生を破たんさせる危険性を秘めていることも事実。
仕事にプライベートに…と、なにかとストレスの多い現代社会では、
成人男性の2%(約50人に1人の割合ですね)が
アルコール依存症にかかっていると言われています。

 

アルコール依存症の治療法として最も有効な手段は、断酒。
つまり、酒を止めるということですね!

 

一見、「なぁんだ、そんな簡単なことなの」って思われるかもしれませんが、
それが難しいからこそ
「アルコール依存症は完治が困難な病」と言われているのです。

 

そもそも、アルコール依存症は、
自分の意思で飲酒量をコントロールできないことが問題の病気。
“自分の意思で酒を飲まないようにする”という、
一見簡単そうに見えて実は非常に難しいゴールに向かって
治療を進めていくことになります。

アルコール依存症を治す薬はない

アルコール依存症は、
ウィルスのような病原体が原因で起こる病気ではありません。

 

もちろん、アルコールの影響で
肝臓やその他の内臓に何らかの機能不全が生じているケースも多いですが、
基本的にはあくまでも脳と心の問題。

 

本人の、「酒を飲みたい」という渇望をどうにかしない限り、
根本的な解決にはなりません。
そのため、アルコール依存症の治療にテキメンな治療薬は存在しません。

 

もっというと、
「完全かつ確実にアルコール依存症を治すことができる」
という治療法も確立されていないのです。

 

もっとも、海外では
「アルコール依存症の治療に有効な経口薬」も開発されているようですが、
それも実際にはそこまで効果のあるものではなかったのだとか。
本当にアルコール依存症に効く薬なら、
アルコールに悩む人も家族も増えるハズがありません。

 

とにかく、アルコールを断つことが一番の治療法なのです。

酒を断つのは難しい。ゆえに治療も難しい!!

どんなに効果的な治療法であるとはいえ、
「それじゃあ、今日から断酒してください」と言われて
すんなり実行できるアルコール依存症患者はいませんよね(笑)。

 

酒に依存しているわけですから、
自力でお酒を断つのは並大抵のことではありません。
やはり、どうしても専門医の力が必要になります。

 

専門的には、
抗酒剤を使ってアルコールを受け付けないような体の状態を作ったり、
断酒会など自助グループに入ってお互いに励まし合いながら酒を絶つ…
といった治療法が取られているのだとか。

 

しかし、いったんは断酒できても、ほんの少しアルコールを口にすると
たちどころに以前の状態に戻ってしまうケースがほとんどだといいます。
断酒に成功する人は、2割ぐらいに留まるというデータもあります。

 

こんな状態にならないためにも、
初期症状のうちに対策をとることが大切です。

 

例えば、二日酔いするほど飲まないこと!
コップ一杯のビールを分解するには1 時間、
日本酒1 合なら3時間かかりますので、
翌朝6時までに体からアルコールを抜いておけるよう
計算しながら飲むことが必要です。

 

【例外】
※アルコールの分解能力には個人差がありますので、
過去の経験から限界量を割り出して飲むようにしましょう。

 

※肝臓障害を起こしている人は、
ガンマ・GTP(肝臓の機能を表す数字)の値にも注目しましょう。
まずはこの数値が正常になるまで、お酒を絶つことが理想です。
これができないようだと、
すでにアルコール依存症が進行している可能性があります。

 

 

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