アルコール依存症克服ガイド

一人で飲むか、仲間と飲むか

仕事やプライベートでむしゃくしゃした時、
みなさんは一人で飲んでウサ晴らしをするタイプですか?
それとも、仲間と飲んで盛り上がってリフレッシュするタイプ?

 

筆者は、どちらかと言えば後者ですね。
一人でしんみり飲んで、自分がイライラしていた理由や、
自分が何を気に入らなかったのか、どうすべきだったのかを振り返る…
ということもありますが、
結局答えが出なくて堂々巡りになることが多いので(笑)。

 

その点、仲間と飲むと、パーっと騒いで、パーっと愚痴を吐いて、
翌日にはスッキリです◎(我ながら単純ですが…)

 

もう一つ、仲間たちと飲むことのメリットがあります。
それは、「飲み過ぎを防止できる」ということ。
一人で家飲みをしていると、どんなに泥酔しても咎める人がいません。

 

それが、仲間と一緒だと、
「そろそろ止めておきなよ」「飲み過ぎだよ」「帰れるの?」
と気遣いなり警告なりをしてくれる冷静な人が、
誰かしら一人はいるものです。

 

そう考えると、飲酒仲間(飲み友達)は、
単に一緒にお酒を楽しんでお酒の“質”を高めてくれるだけの存在ではなく、
お酒の“量”もコントロールしてくれる存在ということになりますね。

飲酒仲間は良きストッパー

アルコール依存症の患者にとっても、実は、“仲間”は非常に大切な存在。
そもそも、一緒に飲んで酒量をコントロールしてくれる仲間がいれば、
アルコール依存症になっていなかったであろう患者も多いのです。

 

アルコール依存症の根本的な原因は、不安感や孤独感。
人に対する不信感。人や社会との関係の中で埋められない寂しさを、
お酒で埋めているようなところがあるのです。
ですから、気の置けない仲間がいれば、
アルコールに依存するような事態には陥っていなかったかもしれないのです。

 

仲間は、別に友人や同僚でなくても良いんです。
例えば、“飲み屋でよく顔を合わせる人”“よく行くバーのマスター”
…という程度で十分。
そういう飲み仲間が一人でもいれば、
「最近、お酒の飲み方がおかしいよ」
「ちょっと飲み過ぎなんじゃない?」
と、飲酒行動の異変に気づいてもらえるかもしれません。

 

何か嫌なことがあるとお酒に頼りがちだという方は、
今からでも遅くはありませんので誰か飲酒仲間を見つけてください!
暗闇の中を依存症という泥沼に向かってふらふらと進んでいくあなたを、
ぎりぎりのところで引き戻してくれるかもしれません。

仲間がいれば酒は止められる!

ダイエットをした経験がある方からよく聞くのが、
「一人だと挫折していたかもしれないけど、
仲間と一緒に頑張ったからダイエットに成功できた」
…という体験談。

 

一人だと、「まあ、いいか」という甘えが起きやすくなり、
食べないと誓ったケーキを食べてしまったり、
トレーニングをさぼりがちになってしまったり…。

 

ところが、一緒に頑張る仲間がいると、
「○○には負けられない!」「○○よりも1kgでも多く痩せなくちゃ」
「根性がないヤツだと思われたくない」
と、モチベーションがUPするそうなんです。

 

実は、アルコール依存症患者の断酒もこれと同じこと。
断酒する仲間同士は、互いを受容し、
苦しさをわかちあいながら前へ進んで行くことができるのです。

 

このような集団を「自助グループ」と呼びますが、
彼らの間では肩書などによるタテ関係や競争関係はありません。
今までうまく構築できなかった
“ヨコ”の関係で互いを支え合うことができるので、
不安や寂しさを低減することができるのです。

 

アルコール依存症治療の代表的な自助グループは下記の通りです。

 

★断酒会 Tel 03-3863−1600
★AA(アルコホーリクス・アノニマス) Tel 03-3590−5377

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