アルコール依存症克服ガイド

共依存って何?

小説や心理学関係の本などで、
「共依存」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
ちょっと重いテーマ(例えばアルコール依存症)を扱ったドラマや映画などで
この言葉を知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

共依存とは、「人との関係」に依存するという依存症のこと。
例えば、アルコール依存症の夫とその妻は、
共依存の関係になりやすいと言われています。

 

具体的に言うと…。
妻は、夫が抱える「アルコール依存症」という問題の後始末に奔走します。
すると、夫自身は
「妻が後始末してくれるからなんとかなる」と思うようになってしまいます。

 

つまり、自分で負うべき責任を妻に負わせているわけですね。
これではかえって夫の症状を悪化させてしまいますし、
妻も自分自身の人生を生きることができません。

 

このようなケースの場合、共依存者である妻を
「イネイブラー」と呼んだりします。

 

「アルコール依存症者と共依存者のどちらが悪いのか?」という議論は、
どちらが悪いという話ではないため議論するに値しませんが、
「夫に尽くすこと」を美徳とする文化が根強い日本では、
女性が共依存者になるケースが多いと言われています。

共依存って具体的にはどういうこと?

自分のことはそっちのけで、アルコール依存症患者を献身的にサポートする…。

 

一見、美談のようにも聞こえますが、そこには危険な罠が潜んでいます。
なぜなら、自分を犠牲にして人を助けたり世話したりすることは、
共依存の症状の一つだからです。

 

人から必要とされることによってのみ
自分の存在意義を確認できるというタイプは危険!
その行動が、実は相手と自分を破滅に導いている可能性もあるんです。
他にも、こんな症状に心当たりはありませんか?

 

★他人を変えようと努力する。(考え方や感情、行動など)

 

★平和な生活に空虚感を感じる。(問題のある人にばかり惹かれるなど)

 

★自尊心や自己評価が極端に低い。

 

★視野が狭い。人間関係も狭い。

 

★ありのままの現実を直視できない。

 

★「私」を中心に話せない。

 

★自分が必要なもの、欲しいものを要求できない。

 

★はっきり断れない。

 

★他人と自分の境界が曖昧。(例えば、他人が落ち込むと自分も滅入る)

 

★自分の感情が分からない。

 

★怒りの表現が下手。
(自分を犠牲にして他人に尽くしているにも関わらず報われない
⇒そのことに対して怒る自分を認められない
⇒怒りをうまく消化できない)

 

★他人をコントロールしようとする。

 

★「相手の問題の原因は自分ではないか?」という罪の意識に襲われる。
⇒自分の欠点を治すことで相手の問題も解決すると思い込む。

 

★何事も極端。白か黒か、正しいか間違っているか、
全てハッキリしないと気が済まない。

 

★常に被害者の役割を演じてしまう。
⇒それによって、自分の行動の責任を放棄する。

 

★自分の人生の目的が分からない。
⇒だからこそ、共依存する。
自分の人生を他人の問題に委ねることで、自分の存在意義を確認する。

 

★過去の過ちを繰り返す。
例えば、人に尽くして裏切られても、また同じことを繰り返してしまう。
酒を飲んで暴力を振るう彼氏とつきあっている場合、
アルコールを飲んでいない時の“穏やかな”彼氏にほだされて、
ずるずる付き合っているというタイプ。
相手の裏切りを許してしまうところに問題アリ。

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