アルコール依存症克服ガイド

「もしかしてアルコール依存症!?」と気づいたら…

夫が、会社の同僚が、友達が
「近頃酒ばかり飲んでいるし、性格も別人みたいに変わってきたな…」
と気付いたら、それはアルコール依存症の可能性があります。

 

アルコール依存症患者の特徴は、
自分の状況をありのままに認めようとしないこと。
酒を飲み過ぎてしまう自分や、
酒を止められない自分を頑なに否認するのです。

 

そうなってしまうと、自分から病院へ行くということは
まず期待できないのではないでしょうか。

 

そんな場合は、異常に気づいた人が地域の保健所や専門医療機関
(アルコール専門外来のあるクリニックや、精神科、心療内科など)の
窓口へ相談することが望ましいでしょう。

 

本人に病識がなくても、場合によっては
医療保護入院(いわゆる強制入院)が可能になる場合もあります。

専門医療機関ではどんな治療をするの?

最近は、家事や仕事など「社会生活」を続けながら
アルコール依存症の治療に取り組むことができる
アルコール依存症専門の医療機関も増えているようです。

 

そこで気になるのが、アルコール依存症専門の医療機関の治療内容。
一体どんな方法で治療を行うのでしょうか?

 

一般的には、診療前に1時間程のカウンセリングを行い、
その後で医師による診察を受けます。
そこで身体状態を知るための検査(血液検査など)と、
心理状態を診るための検査を受け、
その結果に基づいて「アルコール依存症」の診断が下されます。

 

この時、すでに離脱症状がある場合は、
点滴や投薬などの処方を受けることが可能。

 

2回目以降は、診察やミーテイング、アルコールに関する勉強会などを通じて、
アルコール依存症の病気に対する理解を深めていくという流れです。

 

ちなみに、同じような悩みを抱える患者同士の語り合いの場を称して
「ミーティング」と呼んでいるようです。
仲間とともに断酒することによって辛さや孤独感から自分を解放し、
互いに傷ついた心を回復することを目的としているのだとか。

 

ミーティングの他にも、スポーツをしたり料理をしたり、
陶芸を体験したりなど、
医療機関によって様々なプログラムが設けられているようです。

頼るべきは医療機関だけではない

アルコール依存症の問題点は、
飲酒行動を自分でコントロールできないというところにあります。
つまり、患者1人の力では病気を克服することが極めて難しいのです。

 

だからこそ、1日も早く専門の医療機関を受診することが望ましいのですが、
医療機関での治療はアルコール依存症治療のほんの第一歩。
問題は、むしろ退院した後なのです。

 

医療機関では飲むことを止められていたとしても、
退院して1人になった途端に
また酒の世界に引きずり込まれてしまう例も少なくないといいます。

 

そんな事態を防ぐためにも、自助グループへの参加をオススメします。
例えば、断酒会。
これはアルコール依存症を克服した人たちが集まっている市民団体で、
組織の範囲は広く全国に及びます。
断酒会の人々は、定期に開催する「例会」と呼ばれる会合で、
自分の体験を語り合うのだとか。

 

アルコール依存症の苦しみは本人でなければ分かりませんが、
同じ体験をしてその苦しみから這い上がった人の言葉ならば
素直に受け止めることができるのでしょう。
断酒を継続してアルコール抜きの生活の道を探るために、
なくてはならない会合となっています。

 

※断酒会は宗教や政治団体とは関係がありませんのでご安心ください★

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