アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症者をサポートする家族のために

どんな病気でも、1番辛くて苦しいのは、もちろん患者本人。
…とはいえ、それを支える家族の精神的、肉体的、
経済的な負担も相当なものです。

 

アルコール依存症の場合、お酒を飲むことで性格が変わってしまったり、
暴力を振るったり、子育てを放棄したり、会社に行けなくなったり…と、
まともな社会生活を送れなくなってしまう方もいます。

 

もしも家族がアルコール依存症になったら、どうしたら良いのでしょうか?

 

このサイトが、迷った時の“道しるべ”になることを願っています。

アルコール依存症者をサポートする家族のためにエントリー一覧

アルコール依存症と家族 
飲酒によって体を壊しているのにもかかわらず飲み続けたり、仕事などに影響が出ているにもかかわらず飲み続けたり…。飲酒によって何らかの問題が生じているのにもかかわらず、自分では飲酒をコントロールできない病気が「アルコール依存症」です。アルコール依存症の最大の問題は、アルコールの量を減らすか断酒するかしなければならないのに、自分の力ではそれができないこと。この特徴を鑑みれば、周囲の人の協力が必要であることは容易に想像がつきますよね。周囲の人…、それはつまり、家族です。「アルコール依存症は酒を飲む本人の...
アルコール依存症の共同体 「AA」
アルコール依存症は、お酒の飲み方や酒量を自分でコントロールできなくなってしまうという「心の病」。本人は「自分は病気なんかじゃない」…と病気を否認するという特徴がありますので、周りがどんなに通院を勧めても病院に行きたがらない患者が多いようです。そんな時、家族や本人の大きな力になってくれるのが「AA」という組織です。AAは、「Alcoholics Anonymous」」の略。アメリカで1935年に誕生したアルコール依存症者の組織で、日本では1975年にスタートしました。全国に約300のグループがあり...
アルコール依存症と暴力 
アルコール依存症の主な症状の一つとして、「否認」があります。…といっても、一体何を否認するのか?否認するのは、アルコールを飲み過ぎてしまう自分、アルコールを止められない自分、アルコールに振り回されている自分、アルコールで家族を不幸にしている自分…。そういう自分を正当化する方法の一つとして、暴力があるのです。家族がアルコール依存症者に酒を飲ませまいとしても、患者が暴力を振るえば形勢はすぐに逆転します。最近、耳にする機会が多くなった「ドメスティック・バイオレンス=DV」もその一種。DVは、夫婦間、ま...
アルコール依存症の医療保護入院 
もしもあなたの大切な人が、仕事もせずにアルコール中心の生活をするようになったら、当然のことながらあなたはその人に言うでしょう。「飲み過ぎだよ」「そんな生活してたら身体壊すよ」「一緒に病院に行こう」…しかし、もしもその人がすでにアルコール依存症を発症しているのだとしたら、そんな助言には聞く耳を持たないでしょう。おそらく、「自分の限界は知っているから大丈夫」「これくらいは大丈夫」と、自分の置かれた状況を認めようとはしないでしょう。それどころか、「余計なお世話だ」と暴力を振るう人もいるかもしれません。...
アルコール依存症の専門医療機関 
夫が、会社の同僚が、友達が「近頃酒ばかり飲んでいるし、性格も別人みたいに変わってきたな…」と気付いたら、それはアルコール依存症の可能性があります。アルコール依存症患者の特徴は、自分の状況をありのままに認めようとしないこと。酒を飲み過ぎてしまう自分や、酒を止められない自分を頑なに否認するのです。そうなってしまうと、自分から病院へ行くということはまず期待できないのではないでしょうか。そんな場合は、異常に気づいた人が地域の保健所や専門医療機関(アルコール専門外来のあるクリニックや、精神科、心療内科など...
アルコール依存症患者の栄養管理
世の中の誰もが、「アルコールを飲み過ぎてはいけない」と知っています。アルコールは、様々なトラブルの元にもなりますし、一時的・慢性的な意識障害を引き起こす危険性も秘めているからです。しかし、忘れてはいけないのが、アルコールは栄養障害の原因にもなり得るということです。小腸は胃から送られてきた栄養素を体内に吸収しますが、アルコールによって小腸の粘膜が荒れている場合、十分な栄養素が吸収できなくなってしまうのです。また、アルコール依存症患者の多くがまともな食事を摂っていないことも憂慮すべき問題!食べずにお...
アルコール依存症の親を持つと…
最近、各種メディアで耳にすることが多くなった「アダルトチルドレン」という言葉。直訳して、「大人こども?老けた子供ってこと?」…と首をかしげている方も多いことでしょう。アダルトチルドレンとは、アルコール依存症の親を持つ成人した子供たち(Adult Children of Alcoholics AC)のことを意味しています。元々はアメリカのケースワーカーたちによって生み出された言葉です。アルコール依存症の患者を抱えた家庭は多くの面で破綻しているケースが多く、それは確実に子供の心に強い影響を与えると言...
アルコール依存症と「共依存」
小説や心理学関係の本などで、「共依存」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?ちょっと重いテーマ(例えばアルコール依存症)を扱ったドラマや映画などでこの言葉を知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。共依存とは、「人との関係」に依存するという依存症のこと。例えば、アルコール依存症の夫とその妻は、共依存の関係になりやすいと言われています。具体的に言うと…。妻は、夫が抱える「アルコール依存症」という問題の後始末に奔走します。すると、夫自身は「妻が後始末してくれるからなんとかなる」と思うようにな...
高齢者のアルコール依存症 
何十年も仕事一筋。幾多の苦難を乗り越え、出世競争に勝ち抜き、晴れ晴れと会社を退社。…そんなお父さんたちが、定年後にアルコール依存症に苦しむというケースが増えているというショッキングなデータがあります。長年続けてきた仕事中心リズムから、時間の有り余る生活にポイっと放り出されてしまうと、人は何をして良いのか分からなくなってしまうようですね…。女性であれば、子育てなどを通じて地域との関わりもできているため、高齢者となってもそこまで孤立してしまうことは少ないでしょう。しかし、男性の場合は、これといった趣...
アルコール依存症を相談するには
アルコール依存症の主な症状は、明らかに病的な飲酒行動です。しかし、その始まりは非常にゆるやかで、周囲の人も気づきにくいという特徴があります。具体的には、日常行動の合間合間に飲酒を繰り返したり、飲んで寝て⇒覚めては飲むを繰り返したり、アルコールを探しまわったり…といった飲酒パターン。「単なる飲み過ぎ」レベルから始まり、「あれ、最近おかしいな」と気付く頃にはかなり進行している場合が多いのだとか。さらに問題なのは、本人に自覚がなく治療の意思がないこと。アルコールが原因で胃炎、膵炎(すいえん)、膵石、肝...
仲間飲酒のメリット 
仕事やプライベートでむしゃくしゃした時、みなさんは一人で飲んでウサ晴らしをするタイプですか?それとも、仲間と飲んで盛り上がってリフレッシュするタイプ?筆者は、どちらかと言えば後者ですね。一人でしんみり飲んで、自分がイライラしていた理由や、自分が何を気に入らなかったのか、どうすべきだったのかを振り返る…ということもありますが、結局答えが出なくて堂々巡りになることが多いので(笑)。その点、仲間と飲むと、パーっと騒いで、パーっと愚痴を吐いて、翌日にはスッキリです◎(我ながら単純ですが…)もう一つ、仲間...
アルコール依存症と世間体 
アルコール依存症患者の特徴は、自分自身に病識がないこと。自分がアルコールに依存していること、病気であることを「否認」することです。それは、アルコール依存症に対して世間が持っている偏見や誤解を、本人もまた同じように持っているから。酒浸りの生活になりながらも、世間体を気にしているのです。だからこそ、「自分は違う!」と思いたいわけですね。実はこの心理、本人に限ったことではないのです。アルコール依存症患者の家族もまた、家族が依存症であることを認めようとしません。夫が(妻が)、親がアルコール依存症だなんて...
厚生労働省のデータ
厚生労働省によると、アルコール依存症とは「大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させる状態」。つまり、家族との約束がありながらも、泥酔してしまう。仕事で大切な会議があると分かっているのに、酒を止められない。趣味のゴルフやテニスに出かけるよりも、家で酒を飲んでいたい…。とにかく、自分では飲酒のコントロールができない状態に陥っているわけです。「俺はそこまで酒に依存していないから大丈夫」と安心しているあなた。厚生労働省によれば、アルコール依存症までには至らないものの、何らかのアルコ...
アルコール依存症と現実逃避
誰だって、辛い現実から目をそむけたくなることはありますよね。同僚たちと比較して明らかに悪い営業成績、下がり続ける子供の成績、奥さんの浮気、ギスギスしている家庭内の空気…。できれば、見て見ぬふりをしたい、気付かないふりをしたいと思うのは、誰もが持っている人間の弱さ故のことではないでしょうか。しかし、実際には、どんな現実でも受け入れなければなりません。そして、その状況を改善するための方法を考えて、実行し、そうやって人は前へ進んでいくのです。しかし、アルコール依存症の現実逃避は、徹底的に現実から逃げて...
アルコール依存症は家庭崩壊を招く
アルコール依存症は、患者一人の病気ではありません。確かに、お酒を止めようと思っても自力で断酒することができないわけですから、本人は辛いでしょう。もともと、不安感や孤独感から逃れるためにアルコールにハマってアルコール依存症になるケースが多いわけですから、患者はもともと精神的な脆弱性を備えていると考えられます。しかし、アルコール依存症の患者を抱えて、そのサポート(言い方を変えれば“尻拭い”)を強いられる家族も辛いのです。アルコール依存症の患者が一家の大黒柱だった場合には経済的な面にもしわ寄せがくるで...