アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症ってどんな病気?

みなさんは、「アルコール依存症」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
そもそも“依存症”ってどんなことを意味するのでしょうか。

 

依存症とは、もともとWHO(世界保健機構)の専門部会が提唱した概念。
ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為や、
精神に作用する化学物質の摂取(アルコールなど)を繰り返し行った結果、
それらの刺激に対する抑えがたい欲求が生じ、
その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる
精神的・身体的・行動的状態のことを「依存症」というのです。

 

アルコールの他にも、ニコチン、食べ物、買い物、恋愛、インターネット、
ドラッグ、ギャンブル…等々、依存対象は様々ですが、
アルコールに限っていえば、「お酒を飲みたい」という欲求を
自分自身でコントロールできなくなることが最大の特徴。

 

一般的に、アルコール依存症は「薬物依存症」の一つとして考えられており、
完治が難しい病気と言われています。

アルコール依存症の主な特徴ってどんなこと?

アルコール依存症の特徴を一言で表すとしたら…

 

ズバリ、「アルコールを上手に飲めないこと」!
適量で切り上げることができないため、
健全な社会生活を全うすることは難しいようです。

 

アルコールを摂取することは法律で禁止されているわけではないため、
ともすれば「たかが酒」と考えがち。
しかし、アルコールもれっきとした“依存性薬物”の一種です!
依存性があるという意味では、麻薬、覚せい剤、シンナー、マリファナ、
コカインなどと同じ扱いなんですよ★

 

アルコール依存症は、他の薬物依存と同様、
「アルコールを摂取することによって様々な問題が出ているにもかかわらず
摂取を止めることができなくなる」という特徴があります。

 

また、アルコールに対する“耐性”ができて
少量では酔えなくなって酒量が増えたり、
連続飲酒を繰り返すようになってしまったり、
手の震えや不安感などの“離脱症状”が出たり…
といった症状もアルコール依存症の特徴です。

他にもこんな特徴が!

アルコール依存症になると、物の考え方や性格にも様々な変化が出てきます。
例えば、いったん身体にアルコールが入ると
もう酒を飲むことしか考えられなくなり、
家庭生活も顧みず飲酒を最優先する生活になってしまうケース。
趣味や人づきあいにも興味を失い、
ただただ酒を飲むことだけに時間とお金を費やすようになってしまいます。
このような、「酒のために、周囲の人のことが目に入らない」
「後先を考えず行動してしまう」といった症状もアルコール依存症の特徴です。
また、次のような“危険”を伴う症状が出る場合もあります。

 

 

■ブラックアウト
酩酊時の記憶がとぎれることを意味します。
これはなにもアルコール依存症者に限った特徴ではなく、
健常な人にもそんな失敗をする可能性はあるわけですが…。
数分から数時間、時には数日に及んで記憶がとぎれ、
気がついたら見知らぬ場所で寝ていた…なんてケースも!!
記憶が途切れていた間に暴力などの問題行動を起こしている場合もあり、
実は非常に危険な症状なんですよ。
記憶が途切れている間のことについて本人は何も覚えていないので、
そういう自分自身に対する不安感や恐怖感にさいなまれて
断酒を決意する患者も多いようです。
逆に、それがきっかけで自殺や失踪につながるケースもありますので、
身近な人は対応に注意が必要ですね。
(現実をつきつけることは大切ですが、あまり本人を刺激し過ぎないように…)

 

■嫉妬妄想
特に男性に多いケースですが、
「妻(夫)が浮気をしているんじゃないか」という嫉妬や妄想から、
妻の行動を執拗にチェックしたり暴力を振るったり…。
一説には、これは大量飲酒によって
精子生成能力が低下することが原因と考えられます。
男としての自信を失うことが、妻への疑いを生じさせるのです。
妻の側からしてみたら、かなり迷惑なことですよね…苦笑。
実際、こういったことが原因で
別居や離婚せざるを得なくなる夫婦も少なくないのです。

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