アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症になりやすい素因

アルコールを止められなくなってしまうのは、
脳内メカニズムと深い関係があります。
アルコールや薬物、ニコチンといった物質は
神経伝達物質の働きを必要以上に亢進させてしまうため、
快楽や陶酔感などの感情を制御できなくなってしまうのです。

 

ですから、アルコール依存症になりやすい素因として、
「生まれつき、脳内神経伝達物質の量が不足している」ことが挙げられます。

 

しかし、要因として最も注目されているのは、生育歴。
つまり、親の育て方ですね。
親の養育態度に問題があると、子供は親との間の信頼関係を築くことができません。
その結果、不安や不満を抱えやすく、何かに“依存”しやすくなると言われています。

 

また、身近に物質依存症の人がいるという“環境”も、
アルコール依存症の大きな要因になります。
子供の頃から酒浸りの父親を見て育てば、
アルコールに対するハードルが低くなるでしょう(もっとも、親を反面教師にして
「自分は絶対に飲まない」と思って育つ子供もいると思いますが)

 

体質的な要因はどうすることもできない部分がありますが、
環境はいくらでも変えようがあります。
子供の将来のことも考えて、お酒との付き合い方を見直しましょう。

アルコール依存症を助長する環境

アルコールを強く求める時ってどんな時でしょうか?
みなさんも、「今日はどうしても飲みに行きたい!」と思うこと、ありませんか?

 

一般的に、悩みや不安、心配ごとがあると脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、
精神的に不安定になると言われています。
「お酒でも飲んで楽しい気分になりたいな」と思うのは、そういう時です。

 

つまり、不安や悩みごとを抱え込みやすい環境は、
アルコール依存症を後押しするということになるでしょう。

 

不安や悩みごとの原因は人それぞれ。
競争の激しい職場環境では、
常に高いパフォーマンスを強いられることがストレスや悩みの種になるでしょうし、
夫婦仲があまりうまくいっていない家庭環境では
夫(妻)と顔を合わせること自体がストレスかもしれません。

 

職場環境や家庭環境は、
変えようと思っても自分一人の力ではどうにもならないことも多いものです。
結果として、現実から逃れるために酒に走り、
アルコールの力でつかの間のリラックス感を得る…
という逃げ道にハマり込んでいるケースも多いことでしょう。

 

しかし、アルコールは耐性がつくもの。
徐々に少量では酔えなくなり、酒量は確実に増えていきます。
最初は軽いストレス解消法のために始めた飲酒が、
やがてアルコール依存症の罠に絡め捕られていく…という例も少なくありません。

 

自分が置かれた環境を思い切って変える勇気がなければ、
お酒の力に飲み込まれてしまうのです。

置かれた環境を受け入れるために

アルコールを強く求めてしまうのは、
自分が置かれた環境にストレスを感じているから。

 

しかし、多くの場合、そのストレスには“相手”があるために、
自分一人では解決が難しいでしょう。

 

例えば、会社の上司、夫(妻)、子供、両親、ご近所さん、友人…。
相手の性格や価値観にストレスを感じていても、
それを変えることは簡単なことではありません。

 

それならば、自分の内面を変えていくしかないでしょう。
内面を変える、つまり、物事の捉え方を変えてみるということです。

 

自分の置かれた環境にストレスを感じたら、次のことを試してみてください。

 

 

★相手を受け止める
相手の言動の全てを「受け入れる」のはしんどいと思います。
まずは、「受け止める」ことから始めてみましょう。
「そうか、この人はこういう考え方の人なんだ」「彼女はそういう風に感じたんだ」と、
相手を認めてあげるのです。
あなた自身の意見が相手と違っていてもかまいません。
自分を相手に合わせようとする必要はないのです。
とにかく、相手の話をよく聞いて、相手を受け止めること。
それができるようになると、不思議なほど人間関係は楽になりますよ◎

 

 

★他人の目線で物事を見る
物事を客観的に見られるようになると、
自分が置かれた環境を受け入れられるようになってきます。
今までは自分の感情を中心に物事を見てきたのではないでしょうか?
これからは、
「もしも自分が相手の立場だったら」
「第三者からみたら自分の言動はどう見えるのか」
…を常に意識して行動してみてください。

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