アルコール依存症克服ガイド

物質依存症とは?

物質依存症という言葉をご存知でしょうか?

 

物質依存症は、その言葉の通り、
何らかの物質に依存してしまう依存症のことです。
物質とは、例えばアルコール、たばこ、ドラッグ、食べ物…。
いずれも、不安や孤独感、悩み、
不快感を一時的に忘れさせてくれる物質ばかりです。

 

 

これらの物質を大量に摂取することによって、
肉体的な満足と心の安心を求めようとするのが、物質依存症なのです。

 

そういう意味では、アルコール依存症も物質依存の一種に含まれますね。
酒は、物質依存の対象物の中でも特に手に入りやすい物質ですので、
最も手っ取り早く、簡単にハマりやすいという危険性を秘めています。

 

言うまでもありませんが、酒やドラッグを摂り過ぎれば、
情緒不安定となって人格がゆがみます。
徐々に、まともな社会生活を営むことも難しくなってくるでしょう。

 

家族を様々なトラブルに巻き込むことも多く、
家庭が崩壊することも珍しくありません。

物質依存症の特徴

アルコール依存症をはじめとする「物質依存症」の特徴は、
本人に自覚がないことです。
禁酒・禁煙ができなくても、「自分が依存症ではないか」と疑う人は少ないでしょう。
周りに指摘されても、
「自分の稼ぎで好きな物を飲んで何が悪いんだ!」と怒り出す始末です。

 

酒びたりで生活習慣が乱れ、家族や職場に多大な迷惑をかけていても、
「自分は病気ではない」
「悪いのは自分ではなく周りなんだ」
…と責任逃れをするのが物質依存症の大きな特徴と言えるでしょう。

 

また、人に甘えるのも物質依存の特徴です。
例えば、アルコール依存症の患者は、酒でトラブルを起こしても
「自分は悪くない」「どうして助けてくれないんだ」
…と周りに後始末や助けを求めることがあります。

 

このような甘えも、実は依存の一部。
母親を求める子供のように、相手にしがみつき、
自分が王様であるかのような振る舞いをします。

 

しかし、当然のことながら、大人の“甘え”は良い関係に繋がることはありません。
お互いの身を滅ぼすだけです。

脳と快楽の関係

アルコール依存症の人は、なぜお酒を止められないのでしょうか?
それは、お酒を飲んだ時に感じる気持ち良さや多幸感にハマってしまうから。
アルコールが脳に作用することによって
ドーパミンという脳内物質が大量に放出するからです。
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ドーパミンは、神経伝達物質の一種。
快楽や陶酔感などの感情をコントロールする役割を担う物質です。
ドーパミンが大量に放出されると、
情報の判断や行動の司令塔である中枢神経が興奮し、
幸福感や恍惚感で脳内が満たされるようになります。

 

しかし、アルコールが切れると今度は一転してひどい倦怠感やうつ気分に襲われ、
そこから逃れるためにまたお酒に手を出す…。
気付けばこの悪循環にどっぷりと浸かり込んでしまい、
アルコール依存から抜け出せなくなってしまうというわけです。

 

心身に与える影響は非常に深刻で、
末期には妄想や幻聴、幻覚、興奮などの症状が表れます。
周りが理解できないような奇異な発言するようになったら、
それはアルコール依存がかなりのレベルまで進行している証拠です。

 

アルコール依存症の患者は自殺率が高いというデータもありますので、
一刻も早い専門治療が望まれます。
これは、アルコール依存症に限らず、全ての物質依存症に共通して言えること。
本人は病院に行くことを拒否すると思いますので、
家族が医師に相談して対応を決めることになるでしょう。

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