アルコール依存症克服ガイド

アルコール依存症=薬物依存症!?

アルコールを飲み過ぎても警察に捕まらないけど(事件を起こさない限り)、
薬物は警察に捕まる。だから、ちょっとくらい酒を飲みすぎることと
薬中(=薬物依存)を一緒にしないでくれ!

 

…なんて屁理屈を言う飲兵衛もいるかもしれませんが、
実はアルコール依存症は薬物依存症の一種です。
アルコール依存症も薬物依存と同様、脳の病気。
強化されたアルコール摂取行動は脳に行動の記憶として刻印され、
完治することが非常に難しい病気なのです。

 

たとえ長期にわたって断酒したとしても、少量のお酒を再摂取すると、
短期間に元の摂取行動が戻ってしまうという、
非常に厄介な特徴を持った病気です。

 

最近は、女性のアルコール依存症が増加していることが問題となっていますが、
これは、女性のアルコール処理能力が男性に比べて低いことが原因。
飲まないと手が震えたり、イライラしたり…
といった“離脱症状”が出てくるようなら、
それはアルコール依存症のサインかもしれません。

 

男性・女性ともに、「お酒に酔うと事故やケガを繰り返す」
「記憶が飛ぶ」「喧嘩っぱやくなる」といった人は注意が必要です。

アルコール依存症の原因は?

誰でも、仕事や家庭問題の憂さ晴らしに
パーっとお酒を飲みたくなることはあるでしょう。
酩酊して、ついつい大きな失敗をしてしまったという失敗談の一つもあるのでは?
(お酒で失敗して、世界の注目を浴びた政治家もいましたね…)

 

しかし、だからといってみんながみんなアルコール依存症になるわけではありません。

 

では、アルコール依存症はどのような原因で発症するのでしょうか?

 

実は、その原因は多様かつ複合的で、
一つに限定することはできないのだとか。
仕事、対人関係、家族問題、うつ状態、中年の生き甲斐の喪失、
老年期のヒマ、恋愛のゴタゴタ…等々、
アルコール依存症になる原因は人によって様々です。

 

性格との関係も指摘されていますが、
性格そのものというよりは、
その性格を形成した生活環境生き様に原因が潜んでいるケースも多いのです。

例えばこんなことがアルコール依存症の原因になる

発達段階での出来事や、成育環境、会社での立場、恋愛歴…等々、
アルコール依存症の原因を知るためには
その人の過去にも目を向けなければなりません。

 

もちろん、今現在抱えている問題が直接的な原因である可能性もありますが、
そうでない場合もあるということを頭の隅に置いておきましょう。

 

一概に限定はできませんが、一般的には
次のようなことがアルコール依存症発症の原因となることが分かっています。

 

 

■小学校〜高校時代
・いじめ
・不登校
・家庭内暴力
・進路選択での葛藤や挫折
・摂食障害

 

■高校〜大学時代
・モラトリアム
・青い鳥症候群
・性同一性障害
・性格未熟
・燃え尽き症候群

 

■社会人時代
・職場のストレス
・職業選択に関する葛藤
・転職
・職場でのイジメ(パワハラ、セクハラなど)

 

■結婚後
・結婚ノイローゼ
・配偶者との性格の不一致
・DV
・セックスレス
・嫁・姑問題

 

■出産後・育児中
・産後うつ
・育児期うつ

 

■中年期
・子供の非行、登校拒否
・親の介護
・更年期障害
・夫婦関係の問題
・不倫による離婚
・子供の自立⇒燃え尽き症候群⇒目標の喪失

 

■初老期
・配偶者の介護つかれ
・配偶者との死別
・退職⇒目標喪失

 

■老年期
・老年期うつ病
・施設依存
・死に対する不安⇒老年期神経症
・衰弱

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