アルコール依存症克服ガイド

酒は百薬の長?

「飲みすぎると身体こわすよ!」…と、
奥さんや娘さんに小言を言われているお父さん!

 

「酒は百薬の長」とはよく言われますが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。
飲み過ぎは肝臓を始めあらゆる臓器の機能を低下させることになりますよ★

 

「大丈夫、大丈夫…」なんて笑っていられるうちは結構ですが…
アルコール依存症になってしまうと、
精神面にも計り知れないほどの影響が出てくるのです。

 

アルコール依存症患者に神経・精神系の障害がみられることは
みなさんもよくご存知なのではないでしょうか?
それは、単に「酔っ払ってわけのわからないことを言っている」
「酔っ払ってまっすぐ歩けない」といったレベルの問題ではありません。

 

症状の進行具合によっては、
正常な社会生活を営むことさえできなくなってしまうのです。

 

大事な家族を守るためにも、
アルコール依存症が精神に及ぼす影響について
正しい知識を身につけておきましょう。

アルコール依存症は精神にどんな影響をもたらすの?

アルコール依存症患者に多くみられる精神障害としてよく知られているのは、
不安、焦燥感、易怒性、意志薄弱、意欲減退、幻覚、妄想、痴呆など。

 

ここでは、これらの症状と関連する
「振戦せん妄」「アルコール痴呆」「アルコール幻覚症」について説明します。

 

 

@振戦せん妄
禁酒した後、三日目頃から出てくる症状です。
強い不安感や焦燥感に駆られ、錯覚や幻覚などの症状も出てきます。
幻覚の具体的な内容としては、「小動物が動き回る」
「虫がうごめいている」といった内容のものが多いようですね。
振戦(細かい震えのこと)も振戦せん妄の特徴の一つです。

 

 

Aアルコール痴呆
アルコールの直接作用によって痴呆が誘発されるのかどうかは
まだ解明されていませんが、
アルコールと痴呆との関係は古くから指摘されています。

 

アルコール依存症の患者の多くに
「脳萎縮」といった脳の症状が見られることも、
痴呆と関連しているのでは?と言われる所以のようです。

 

アルコール依存症に限らず、
誰でも加齢に伴って脳は徐々に委縮してくものですが、
アルコールの過剰摂取によりその萎縮速度は加速してしまいます。

 

脳が萎縮を始めると元には戻らないため、
痴呆が進み取り返しがつかなくなるケースも多いよう。
アルコール依存症のために、若年性の痴呆になってしまう
…という可能性も高いのです。

 

 

Bアルコール幻覚症
急性的に起こる場合もあれば、慢性的に幻覚症状が現れるケースもあります。
いずれにしても、被害的な内容の幻聴が多く、
幻聴が原因で精神的な不安が強くなったり、
部屋に込もりきりになったり…と、
社会とのつながりを持つことが困難になっていきます。

 

統合失調症との区別が難しいと指摘する声もあります。

 

この他、アルコール依存症の精神症状としては
「妄想」がよく知られています。
根も葉もない「被害妄想」であることが多いようですが、
「妻が浮気をしているんじゃないか」
「みんなが自分の悪口を言っているんじゃないか」
という思い込みから暴力事件などに発展するケースも…。

 

このような例から分かるように、アルコール依存症は本人だけではなく
周りの人をも巻き込み、周りの人の精神状態をも蝕んでいく可能性のある
恐ろしい病なのです。

 

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